【2025年9月22日〜】Googleドライブの仕様変更(バージョンアップ)情報!噛み砕いてわかりやすくご紹介!

Googleドライブをご利用の皆様こんにちは!
本日は、「 \\ 2025年9月22日 Googleドライブの仕様変更(バージョンアップ) // 」についてご案内します。
「あれ?いつもと同じ対応なのに、急にGoogleドライブで共有設定が付与できなくなったな・・・」
そんな状況に陥っている方はいらっしゃいませんか?
もしかしたら、その原因・・・
今回のバージョンアップが原因 かもしれません!!
Google社公式ページに仕様変更内容はアップされていますが、英文の日本語訳のため「実際に何がどう変わったの?」とスムーズに頭に入って来にくい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はGoogleドライブの仕様変更(バージョンアップ)について、噛み砕いて記載します!
ざっくりいうと・・・
- 「情報漏洩を防止するため」に共有の設定方法を統一したよ!
- フォルダの中にアイテムを格納する「フォルダ階層」を使っている場合、「フォルダと中身の共有設定が一致する」ように禁止事項を増やしたよ!
- 親フォルダ(入れ物のフォルダ)に共有設定を付与した場合、中のアイテムには親フォルダ(入れ物のフォルダ)より弱い権限に変更できないよ!
- 新しい共有をつけることを禁止した「編集者」であっても、すでに共有設定が付与されたフォルダにアイテムを格納したら、フォルダに設定されていた共有を引き継ぐよ!
- 新しい共有をつけることを禁止した「編集者」が親フォルダの共有をつける権限を持っていると共有設定を付与できるから気をつけてね!
こんな内容となっています。
ざっくり説明では内容の完全把握は難しいですよね。
ご安心ください、章に分け画像付きでご紹介します!
▼ バージョンアップ内容(原文)
https://workspaceupdates.googleblog.com/2025/09/upcoming-change-to-drive-sharing.html
目次
Googleドライブ仕様変更(バージョンアップ)の概要
冒頭で記載した通り、「2025年9月22日」より、Googleドライブの仕様変更(バージョンアップ)がありました。
今までもGoogleドライブでは度々バージョンアップが行われてきましたが、大体が実際の利用者にとっては大きく操作方法が変更するような直接的に関係があるものではないな、と感じられていた方もいらっしゃると思います。
ですが、今回はGoogleドライブを利用している方の大半が利用している「共有設定を付与する時の仕様変更」となるため、いつも通り業務を行なっているのに急に共有ができなくなってしまった、とお困りの方が出てきている印象です。
仕様変更の内容の大枠をお伝えすると
「今まで比較的自由に設定ができていた”フォルダやファイルの共有設定”に対し、情報漏洩リスクを削減するために”共有付与時の条件が追加された」
というのが今回の改修です。
詳しくは何が変わったのでしょうか?
まずは原文を見てみましょう。
<変更案内:原文>
親フォルダへのアクセス制限権限を持つユーザーには、「アイテムのみを更新」オプションが表示されなくなります。
「編集者は権限を変更して共有できます」の設定も変更されます。この設定をオフにしても、編集者権限を持つユーザーはアイテムを直接共有することはできませんが、所有者がアイテムを共有フォルダに配置すると、そのフォルダのアクセス権の変更がアイテムにも適用されます。
https://workspaceupdates.googleblog.com/2025/09/upcoming-change-to-drive-sharing.html
「ちょっと文章が整いすぎで、うまく咀嚼できないな・・・」
そう思われた方、ご安心ください。
同じく一度で咀嚼できなかったブログ担当者と一緒に、画像込みで「何がどう変わったのか」を見ていきましょう!
変更点①:共有フォルダ内のアイテムへの個別共有に関する仕様変更
「フォルダの中にファイルを格納する階層構造」を作り、アイテムを整理している方は多くいますよね。
見た目上は、アイテムの種類ごとに部屋を分けて整理ができていてスッキリするのですが、その中でアイテムごとに共有設定がバラバラに設定をされているという「情報漏洩リスク」が潜んでいました。
今回のバージョンアップで「フォルダ・アイテムごとにバラバラに設定されていた共有や権限を制限する」仕様変更がありました。
実際に画像と合わせて見ていきましょう。
① 一般的なアクセス(制限付き・組織内限定リンク・リンクを知っている全員)の仕様
Googleドライブの「一般的なアクセス(制限付き・組織内限定リンク・リンクを知っている全員)」は、下記通り仕様変更がありました。
◾️旧仕様
フォルダの中にアイテムを格納する「階層構造」を作成している場合であっても、アイテムの入れ物となっている「親フォルダ」と、格納されているフォルダやファイルの共有設定は別々に設定ができていた。

◾️新仕様
フォルダの中にアイテムを格納する「階層構造」を作成している場合、アイテムの入れ物となっている「親フォルダ」と、格納されているフォルダやファイルの共有設定は異なるものを設定ができない。

では、実際にGoogleドライブの画面を見てみましょう。
まずは、Googleドライブ内のフォルダの一般的なアクセスを「組織内限定」に設定してみます。

次に、一般的なアクセス「組織内限定」を付与したフォルダ内のアイテムの一般的なアクセスを変更しようとすると・・・

「リンクを知っている全員」は選択肢として表示されず、設定することができません!
選択肢として表示されている「制限付き」をクリックしてみると・・・


「親フォルダの設定ごと変更しますか?」と表示され、「親から削除」をクリックすると、該当フォルダ内の設定が全て「制限付き」に変更 されます。
もちろん、「親フォルダがリンクを知っている全員である場合」も、全く同じ挙動となります。


※ 画像は「マイドライブ」を例で記載していますが、共有ドライブ・共有アイテムも同様の仕様です。
つまり・・・
- 親フォルダと異なる「一般的なアクセス」は設定できない
- 配下アイテムの共有を変更する際は、「制限付き」と「現在の公開設定」以外は選択肢に表示されない
- 配下アイテムの共有で「制限付き」を選択すると「親フォルダから削除するか」確認が表示される
ため、「共有設定を付与したフォルダは、配下フォルダ・ファイル全て同じ共有設定にしかできない」ようになりました。
管理者側の視点でみると、共有設定の管理を行う際は「共有を設定した一番上のフォルダのみ確認すれば良い」ため、情報漏洩事故を防ぎやすくなった(気づきやすくなった)という利点はありますね。
② アドレスを指定した共有の仕様
「アドレスを指定した共有」については、フォルダの中にフォルダやファイルを格納する階層構造を作成していたとしても、親フォルダに設定されていない共有設定を、配下アイテムに個別で設定することが可能です。
ただし、親フォルダにて共有されているアカウントに対し、 配下のアイテムで「権限のみ変更」 を行う場合、 親フォルダより「弱い権限」への権限変更が不可 となりました。


実際に画面を確認してみましょう。
◾️権限変更が可能である例
まずは、親フォルダに、「閲覧者」権限をアドレスを指定して付与してみます。

配下のアイテムには、もちろん親フォルダの共有権限が継承され「Aさん:閲覧者」の共有設定が自動的に付与されていますが、配下のアイテムのみ「Aさん:編集者」へ変更することができます。

◾️権限変更が不可能である例
先ほどとは逆に、親フォルダに「Aさん:編集者」の権限を付与してみましょう。

配下のアイテムには、もちろん親フォルダの共有権限が継承され「Aさん:編集者」の共有設定が自動的に付与されていますが、配下のアイテムのみ「Aさん:閲覧者」へ変更しようとすると・・・


「親フォルダから権限を変更する」ように案内が表示 されました。
つまり、「親フォルダに設定されている権限より弱い(対応可能範囲の狭い)ものを配下アイテムに設定することはできない」 仕様となっています。
※ 画像は「マイドライブ」を例で記載していますが、共有ドライブ・共有アイテムも同様の仕様です。
変更点②:「編集者がアクセス権限を変更できない設定」を付与した場合の挙動
① の仕様変更に合わせて、「編集者がアクセス権限を変更できない設定」を付与した際の挙動も変更しました。
そもそも「編集者がアクセス権限を変更できない設定」って何??
と思われた方もいらっしゃると思いますので、順を追って説明します。
Googleドライブにおいて「編集者」は下記権限を所持しています。
- ◾️ アイテムの編集
- ◾️ アイテムの移動
- ◾️ アイテムの名称変更
- ◾️ アイテムにアクセス権限付与(共有先を追加する対応)
ですが、「編集はして欲しいけど、共有の追加はしてほしくないなぁ・・・」という時のために、共有設定を付与する際に「編集者がアクセス権限を変更することを許可しない」ように設定が可能です。


※ デフォルトで「編集者がアクセス許可を変更して共有できるようにする」にチェックが入っているため、共有追加を制限したい場合のみチェックを外す
こちらの設定自体は仕様変更後も利用可能ですが、下記通りとなります。
- 配下アイテムに「編集者が共有を追加することを禁止」し、親フォルダに「編集者が共有を追加することを許可」した場合、親フォルダに編集者が共有先を追加すると、「編集者が共有を追加することを禁止」した配下アイテムには共有が追加されない
- 編集者が共有設定の付与されたフォルダにアイテムを移動した場合は、移動先の親フォルダの共有設定を引き継ぐ
そのため、「編集者が共有を追加することを禁止」したい場合は、フォルダ間のアイテムの移動時にご注意ください。
仕様変更(バージョンアップ)に対応するには?
今回のGoogleドライブ仕様変更(バージョンアップ)は、「今まで設定できていた共有がつけられなくなった」「権限の変更ができなくなった」と、利用者側に影響のあるものであったため、「どこまでが影響範囲なのだろう」「どうすれば良いだろう」とお困りの企業様が多くいらっしゃいます。
今回の仕様変更は、「マイドライブ・共有ドライブ・共有アイテム 全て」となりますので、影響範囲はGoogleドライブ内全て となります。
そのため、Googleドライブ内を確認し「共有・権限設定ごとにフォルダを整理する」必要があります。
ところで皆さま、Googleドライブで「リンクを知っている全員に共有されているアイテム」「社外のAさん宛に共有されているアイテム」はどのようにして確認できるかご存じでしょうか。
パッと思いつく方はいらっしゃらないと思います。
なぜなら、Googleドライブには「キーワード検索」や「保存場所」の検索はできますが「共設定の状況検索」が実装されていません。(2025年10月現在)

そもそも、設定している共有方法ごとに一気に検索して絞り込むことがでいないのです。
では、どのように社内に存在するアイテムの共有状況を確認するのか?というと
「 1 つ 1 つ、クリックして<共有設定>画面を開き、確認していく」方法 しかありません。
途方も無いですね。
ですが、後回しにすればするほど、整理しなければならない共有ドライブも、アイテムも日々増えていきます。
1 番手間のかかる現在の状況把握のため共有状況を一括で確認し簡単に設定をしたい、
管理者の負担抑えたい、という方におすすめのサービスがございます。
それは、「DriveChecker」の「詳細検索機能」を利用すること です!
Googleドライブではキーワード検索(タイトル・本文に含まれる単語検索)しかできないと先ほど記載いたしましたが、外部共有管理ツールであるDriveCheckerにはキーワード検索以外にも多種多様な検索条件をご用意しております。
(検索条件の例)
- オーナー名
- 保存場所(共有ドライブ・マイドライブ)
- 共有先アドレスやドメイン
- 最終更新日や作成日
- 共有状況(未共有・社内アドレスに共有・社外アドレスに共有)
- リンクの取得状況(未共有・組織内限定・リンクを知っている全員)
これらを組み合わせることで
「マイドライブから社外に共有しているもの」
「社内にある全アイテムの中でリンクを知っている全員に共有されているもの」
などを 一瞬で確認すること ができます!
また、検索結果は 「CSV出力することも可能」 なので、各部門ごとに仕分けを行うことができるのも嬉しいですね。
また、それ以外にもこんなお悩みをDriveCheckerであれば全て解消することができます。
- リンクを知っている人全員への共有を解除したい
- 共有した日から「●日経過」をトリガーに社外への共有を自動で解除したい
- ユーザー単位で外部共有の可否を簡単に設定したい
- 社外にアイテムを共有する時に上司に承認を得るワークフローが欲しい
- 上司が部下のマイドライブであっても迅速に共有状況の変更がしたい
DriveCheckerには1ヶ月無料トライアルもございます。
のでご興味がございましたら、ぜひ「資料ダウンロード」のページからパンフレットをご覧ください。」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Googleドライブの仕様変更を把握される際に、少しでもお役立ちできていたら嬉しい限りです。
Google ドライブの活用方法や管理方法についてお悩みがあり、DriveCheckerにご興味がある場合は、お気軽に フォーム よりお問い合わせください。
今後も Google ドライブの活用方法について発信してまいりますので、ぜひまた次回のブログでお会いしましょう!