トップ

/

私も使っています!伊藤教授監修 DriveChecker 開発ストーリー

私も使っています!
伊藤教授監修 DriveChecker 開発ストーリー

大阪大学伊藤特任教授

長い間 Google のサービスが大好きだった私は、
たまたま DriveChecker というサービスを見つけたんです。

インタビュアー

お忙しいなか、お時間をいただきありがとうございます。

本日は DriveChecker の最新版がリリースされるということで、AIの専門家として DriveChecker を監修されている大阪大学の伊藤特任教授に、ぜひお話を伺えればということで、このような場を設けていただきました。

私自身も DriveChecker を最初期からユーザーとして使ってきていて、バージョンを重ねる毎に、どんどん使いやすくなっていることを実感しているんですが、伊藤教授も以前から DriveChecker ユーザーだったということで、そちらの経緯から伺ってもよろしいでしょうか?

伊藤教授

よろしくお願いします。

DriveChecker の運営会社のターン・アンド・フロンティアさんとは、もともと知り合いで、DriveChecker とは別の案件で企業へのAI活用提案を一緒に行ったりしていました。当時を振り返ると「レスポンス良く、お客様に寄り添う提案をする会社」という印象がありました。

ただ、その時点では DriveChecker の存在は知りませんでした。

インタビュアー

なるほど、それではどの様にして DriveChecker に出会ったのでしょうか?

伊藤教授

長い間 Google のサービスが大好きだった私は、たまたま DriveChecker というサービスを見つけたんです。

2016年から提供を開始しているそうですが、まさか知っている会社(ターン・アンド・フロンティア社)が開発しているとは、何かの縁を感じた瞬間でした。

インタビュアー

偶然、、まさに意外な出会いですね!

実際に DriveChecker を使ってみてどうだったのでしょうか?

伊藤教授

先ほども言いましたように、私自身、長い間、個人的に Goolge のヘビーユーザーです。大学間でのファイル共有なども手段は沢山ありますが、Google ドライブ™ は外部共有に親和性が高いですし、簡単なんですよね。

ただ、簡単に外部共有できる分、外部共有が増えればセキュリティリスクが高まります。そこの部分をうまくカバーしているのが DriveChecker でした。

Google のシステム自体のセキュリティはもちろん強固なものですが、外部共有という人間が介在せざるを得ない部分はどうしても「セキュリティの穴」ができてしまいます。「外部共有」自体は非常に便利な機能だけに、その便利さとトレードオフになっているリスクについては気になっていたのです。

そのヒューマンエラーが生じてしまう部分を狙って、セキュリティシステムを構築している DriveChecker は Google 好きな私としては非常にありがたいものでした。

インタビュアー

確かに外部共有という形の組織外とのファイル共有は一般的になってきていますが、それを事故を起こさない様に管理する。という視点はまだ余り聞かないですものね。

DriveChecker は Google ドライブ™ の良さをさらに向上させるプロダクトだとお感じになったというわけですね。

ただ、そこから開発に参画というところまではまだ距離があると思うのですが、そのあたりはどのような経緯だったのでしょうか?

そこでAIの知見を活かし、もっと簡単に安全にできないかと考えた私の出番です

伊藤教授

DriveChekcer の使用感がよく、さらに改善点も含めて感想を伝えようと、ターン・アンド・フロンティアさんに連絡してみると、DriveChecker の構想自体がまだまだ膨らんでいて、非常に面白い。ユーザーの意見をどんどん取り入れていくんですよね。そこでも話が盛り上がり、とんとん拍子に開発に関与することになりました。

そして、2021年から正式に次期バージョン開発プロジェクトに参画させていただきました。

インタビュアー

直接感想をご連絡されて、そのまま開発まで、、、随分思い切りましたね!よほど気に入られたのでしょうか!?

伊藤教授

そうでも無かったです(笑)

前のバージョンも良い部分もあるのですが、まだ改善の余地がありましたので。

もともと、このシステムは Google ドライブ™ のファイル共有を適切に管理するというコンセプトで開始したサービスらしいですが、よくよく見ていくと管理者が自分からチェックしにいかないと、気がつきにくい仕組みだということが分かりました。

AIの専門家としては、放っておけない部分ですね。もっと管理者が楽をできないかと。そこでAIの知見を活かし、もっと簡単に安全にできないかと考えた私の出番です。(笑)

インタビュアー

なるほど、確かに管理者が手を極力動かさずにセキュリティが守られているシステム構築には伊藤教授のAIのご知見が最大限発揮されそうですね。非常に楽しみになってきました。

それでは最後にこのサービスにかける想いをお聞かせいただけますでしょうか?

伊藤教授

今回の最新版の目玉機能として「かんたんルール」があります。これは管理者が手を動かさずに、ルールを決めてシステム側でセキュリティの穴を埋める機能です。この機能は今回「管理者の労力を減らしセキュリティリスクを低減する」というコンセプトのもと組み込まれた機能で、非常にAIは親和性が高いので、こちらを融合して提供していきたいですね。

次のバージョンではぜひ、私の開発した Thinkeye(シンクアイ)を実際に組み込んで、更なる便利さも追求したいです!

インタビュアー

伊藤教授、本日はお話を聞かせていただきありがとうございました!
次回バージョンも楽しみにしております。

愛知産業大学(写真)

伊藤 庸一郎(いとう よういちろう)

2000年 株式会社ソラ・ユニバーサルアーカイブス(SORAUA)を設立。日本福祉大学 情報社会研究所 准教授、大阪大学 大学院 工学研究科 環境・エネルギー工学専攻 特任研究員、同セキュアデザイン共同研究講座 特任教授などを経て、2018年 株式会社realisを設立。自身の開発したAI生成プラットフォーム「Thinkeye」が次世代のXAIプラットフォームとして高く評価され、現在、国内の有名企業数十社と事業を展開中。

【所属(職位)】
愛知産業大学 造形学部 スマートデザイン学科(教授)
大阪大学 大学院 人間科学研究科 教育支援デジタルクローン共同研究講座(特任教授)



【取得学位】
博士(工学)



【略歴】
2003年4月 名古屋工業大学 大学院工学研究科 博士後期課程 都市循環システム工学専攻 満期退学
2011年3月 学位 博士(工学)取得 (名古屋工業大学大学院)
学位論文「ヒトの行動における事象と感覚知覚の関係を法則化する手法の確立とその感性デザイン支援への応用」
2000年7月 株式会社ソラ・ユニバーサルアーカイブス 代表取締役(現在に至る)
2005年2月 大阪大学 大学院工学研究科環境・エネルギー工学専攻 特任研究員(至 2006年3月)
2009年4月 大阪大学 大学院工学研究科セキュアデザイン共同研究講座 特任教授(至 2016年3月)
2009年4月 日本福祉大学 情報社会研究所 准教授(至 2010年3月)
2016年9月 愛知産業大学 造形学部 デザイン学科 教授(現在に至る)
2018年2月 株式会社realis 代表取締役(現在に至る)
2019年4月 愛知産業大学 造形学部 スマートデザイン学科 教授(現在に至る)
2023年4月 大阪大学 大学院 人間科学研究科 教育支援デジタルクローン共同研究講座 特任教授(現在に至る)



【主な研究分野と研究テーマ】
AI、データマイニング、コミュニケーションロボット、スマートシステム全般
機械学習(Decision tree learning)で生成した知能群の位相差による人工意識の発源



【主な研究分野と研究テーマ】
・優秀賞「環境リスクマネジメント学習支援と受講モデリング」
人工知能学会 2006年4月



・大学発ベンチャービジネスプラン 奨励賞
「株式会社nanoda事業計画」財団法人名古屋都市産業振興公社 2007年1月
機械学習ツールThinkeye ロボット革命イニシアティブ協議会 2016年11月



・奨励賞「データマイニング手法を用いた気象と発症の関係の定量化法の検討」
人間―生活環境系学会 2007年11月



・「スマートものづくり応援ツール(IoT)」ものづくり応援製品認定



・IT導入事業者補助金事業 IT導入支援事業者認定
経済産業省サービス等生産性向上IT導入支援事業 2017年1月